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(写真 後藤啓太 / 文 小泉咲子)

3月13日に開催された名古屋ウィメンズマラソン。今年は、8月のリオデジャネイロオリンピック代表選手の最終選考レースも兼ねており、例年以上に注目を浴びた。比較的、起伏が平坦なコース設定でタイムが出やすいといわれる本レースに今年も自己タイム更新を狙う女性ランナーが全国から集まった。彼女たちがどんな練習を積んで大会に臨み、目標タイムを達成できたのか? 取材をしてみると、意外な共通点が。

フルマラソンの勝負は、25kmを過ぎてから

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大会当日の天気は、曇り。暑すぎず、寒すぎず、絶好のマラソン日和! これから始まる42.195kmへの高揚感に溢れ、約2万人の女性ランナーがスタートする様はすがすがしく、圧巻だ。ナゴヤドームからスタートし、約10kmは平坦でまっすぐ。10㎞手前で折り返した後もひたすら直線。16kmを過ぎて桜通に入ってからは、のぼり坂が現れたり、テレビ塔が見えたりと、変化が現れるが、それまでは精神的なタフさが求められる。

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20〜25km地点くらいまでは笑顔をみせるランナーも。取材したランナーの中には、ここまで快調に4分30秒/kmで走るも25km地点付近で異変が現れはじめ、足が止まってしまったと悔しがっていた人も。

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30kmを超えても距離はまだ10km以上も残っており、苦しみは増していく一方だ。ランナーの顔は真剣そのもの。

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35kmを過ぎれば、残りの距離は気持ちとの勝負。1kmという距離さえ長く感じ、いつ気持ちが折れてしまってもおかしくないゾーンだ。

仲間がいるから、苦しみが喜びに変わる

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サブ3.5は、かなり高い目標設定だ。本番も練習も、それなりの苦しみが伴う。にも関わらず、なぜ彼女たちは頑張れたのか。
「夢中で走ることが気持ちいい。それに、みんなが一生懸命やっていると、それにつられて自分も! となります」

「互いに結果を報告し、励まし合える仲間がいるから」

「コーチが設定した目標タイムは、絶対に無理! と思っていても、だんだん走れるようになってサブ3.5を目指そうという気持ちになれました」

彼女たちの頑張りを支えていたのは、自分以外の誰かの存在だ。走ること自体は、自分との戦いではある。しかし、ゴールの喜びを分かち合える仲間がいれば、目標達成が自己満足に終わらない。喜びが、何倍にも膨らむ。
見事に、サブ3.5を達成したランナーに練習法を尋ねたところ、ほとんどの人が週1~2回はスピード走を取り入れていたことにも注目だ。初マラソンが5時間30分だった人が、練習メニューの改善により、サブ3.5まで持っていった例も。
1000mのインターバルや、5kmのTT(タイムトライアル)、ビルドアップ、ロング走、筋トレなど、飽きないように、様々なメニューを取り入れてトレーニングを継続するランナーたち。またランニングクラブに加入し、そのメニューを自主練へとつなげている人も多く見受けられた。

NRC(NIKE+ RUN CLUB)やNIKEストアでランナーをサポート

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大会前日、スタートとゴールとなるナゴヤドーム内のナイキブースで賑わいをみせたのは、PERSONAL RUN CLINICである。トレッドミルでの走行を動画撮影し、スローモーションで自分のランニングスタイルをチェック。そして、“NIKE RUNNING EXPERT”から、細やかなフォーム改善のアドバイスを受けられるというサービスだ。このサービスは、Nike HarajukuやNike Kichijoji Running等でも無料で受けられるので、適正なシューズ選びやフォーム改善に取り組みたいランナーには、いい刺激となりそうだ。
また、これらのストアでは日々ランニングセッションを展開。自己ベストを目指すも、一人ではなかなかメニューを組めない、トレーニングを継続てきない、というランナーは、ここでのセッションへの参加を勧めたい。(スケジュールはこちらから)

セッションに参加できないランナーに必見のサービスも

NRC(NIKE+ RUN CLUB)サイトでは、多くのランナーがトレーニングに励めるよう、スピード・持久力・リカバリーを組み合わせたトレーニングプログラムを展開。Nike+ Run Clubのコーチにより監修されたこのランニングプランは、ビギナーでも楽しく自己ベストをめざすことができるよう個人のレベルに合わせたペースチャートや、日々のスケジュールまでサポートしてくれる。まずはフルマラソン・ハーフマラソン・15K・10K・5Kと目標レースを選び、プランをダウンロードしてみよう。自分だけのパーソナルトレーニングメニューが見つかるはずだ。
実は、このプログラムを使って、筆者やonyourmark編集部員が名古屋シティハーフマラソンにチャレンジしていた。バリエーション豊かなメニュー内容によって、モチベーションも維持でき、両名とも自己ベストを出すという結果となった。編集部お墨付きのこのプログラムもぜひチェックしてほしい。