毎回、ギアの機能にフォーカスしているMARK GEAR by Run boys! Run girls!。今回紹介するのは、前回に引きつづきRun boys! Run girls!と他ブランドのコラボアイテムですが、今回は手ぬぐいのように機能にフォーカスしたアイテムではありません。逆に、どうしてそのアイテムを作るに至ったか?という部分に意味があるアイテム。
今日はそんなオリジナルギアができるまでのストーリーとともにギアを紹介していきます。
TOKYO ATHLETICS (tempra cycle × Run boys! Run girls!)
最初に紹介するのは、世田谷にある自転車ショップtempra cycleとのコラボレーションブランド「TOKYO ATHLETICS」。
Run boys! Run girls!を運営する上で、同業の国内外のショップというのはもちろん参考にしているのですが、別のシーンにおいて独自の動きや共感、尊敬できる動きをしているショップから受ける刺激もとても大きいです。
tempra cycleはコアな自転車乗りに支持されながらも、街の自転車屋さんとしても機能、またセンスのいいオリジナルアイテムをテンポよくリリースしていたり、競輪場を借りたイベントを開催するなど、幅広く活動する自転車屋さん。Run boys! Run girls!が目指すスタイルをかなり高いレベルで実現している自転車屋さんです。また、オーナーの健太さんは桑原がランニングを始める前からのキャンプ仲間、遊び仲間でもあります。
お店を立ち上げた3年前は、コラボのイメージは持っていなかったのですが、ちょうどここ1年くらいで、トレイルランニングでつばが短くてデザインが豊富なサイクルキャップをかぶる人が増えてきて、その流れを察知したtempraさんから「自転車乗りとランナーの接点になるようなブランドやらない?」と声がかかりコラボレーションすることに。
とはいえ、ただモノ作っても面白くないよね。っていう考えはお互いにあり、「街」をベースにしたショップとして、アクティビティを生活に自然に取り入れてほしいというお互いが共通して持っている思いや、自転車乗りとランナーがゆるく交わっていくシーンを作ってこうぜという思いを込めて「TOKYO ATHLETICS」というチームを立ち上げて、アイテムだけじゃなくてイベントなどでも表現していくことにしました。
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自分の足で、自転車で、街を、山を走りたい。
速く無くったって良いじゃないか。
好きな音楽を聴きながら、好きな人とおしゃべりしながら、自分のペースで楽しく、格好良く。
ランとライドを一緒にもっと気軽に楽しめたら良いよね。
とあるキャンプ場で、
お酒を飲みながらの何気無い会話の中から生まれたチーム、
それが「TOKYO ATHLETICS」。
ランとライドの新しいスタイルを、
アイテムやイベントを通じてこれから発信していきます。
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こんな感じのブランド、「TOKYO ATHLETICS」。まず第1弾として、ランナーにも愛用者の多いVelo Spicaのサイクルキャップをベースにしたキャップと、ドライコットンタッチのTシャツをリリースしました。今後も不定期にアイテムをリリースしたり、イベントを開催していきますので、よろしくお願いします。
(購入ページ)
http://shop.rb-rg.jp/?pid=107397433 (Mesh Cap)
http://shop.rb-rg.jp/?pid=107396544 (Logo T shirts)
(同デザイン別カラーのtempra cycle バージョンもtempra cycleにて発売されます)
TACOMA FUJI RECORDS × Teton Bros. × Run boys! Run girls!
SOUTH OF HEAVEN BREWERY PRESENTS DAY OF THE DEAD IPA SPLASH Tshirts (通称 デッスプTシャツ)
「マラソン大会、トレイルランニング大会の記念Tシャツって普段使いできないものも多いし、生地も分厚くてもらっても全然着ないよね。あれどうにかなんないのかな?」
というランナーの10人に16人が抱える悩み。それに対してRun boys! Run girls!が出した答えが、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃない」方式。つまり自分たちで大会作っちゃえばいいじゃんというもの。昨年もアメリカの”Alligator Mississippiensis Slow Noise Bash”という(架空の)大会のTシャツを作り好評をいただきましたが、今年もやっちゃいました。
今年のTシャツは、メキシコでは盛大な祝祭が行われる事でも有名な死者の日(DAY OF THE DEAD、11月1日、2日)に開催されるトレイルレース「DAY OF THE DEAD IPA SPLASH」。サラダ湖(メキシコ)から国境を越え、カルフォルニアのソルトン湖までの100マイルを競うこの大会を主催するのはIPAが評判のブリュワリー、SOUTH OF HEAVEN BREWERY。元バンドマンのオーナー、セラーノ・グスマン自らエイドで振舞うのは、このレースの名を冠したDAY OF THE DEAD IPA。また、一緒に提供されるフードのレベルの高さも評判で、実際にエイド目的でレースに参加するランナーも。ゴール前300mに渡って敷かれているグリーンのカーペットはアボカドを練りこんだ巨大なトルティーヤで、レース後のアフターパーティではランナーやスタッフ、ボランティ全員参加の中、グスマン選曲のスラッシュメタルを爆音でかけながら特製タコスを翌朝まで食べつづける事でも有名。近年日本からの参加者も多いが、オーナーのセラーノがただ呑んでゲラゲラ笑ってはすぐにゴロゴロしてしまう運動嫌いのワガママボディということはあまり知られていなく、「あのデブなんなの?いい奴だけどトレラン関係ないじゃん。ビール呑んで帰るわ。」という身も蓋もないボイコット増加が問題視されています。で、ボイコットによってだぶついてしまった大会Tシャツが結構いい感じにかっこよかったんで、それをRBRGが買取って緊急入荷しました。
って、この「DAY OF THE DEAD IPA SPLASH」ってレースも架空のレースで、ということはもちろんそれにまつわるストーリーも架空なんですが、こんなレースあったら出たいよなとかってレースとその参加賞Tシャツを今年もTACOMA FUJI RECORDSさんとコラボレーションして作っています。というかTACOMA FUJI RECORDSさんの、こういうストーリーテリング含めたデザインのセンスは本当に最高です。
DSQ RATEは完走率ならぬ失格率。100人中93人が失格する過酷なレースです。
ボディは以前MARK GEARでも紹介した、Teton Bros.の異形断面糸のポリエステルボディ。最近世の中にもだいぶ出回ってきた、コットン風ポリエステルボディの中で僕が一番ハイクオリティだと思っている素材のボディです。
まとめると、着心地良くて、デザインもカッコ良くて、ちょっと笑える大会Tシャツ今年も入手しましたよ(架空の大会だけどな!)ということです。背景にある遊び心と一緒に楽しんでもらえれば嬉しいです。
(購入ページ)http://shop.rb-rg.jp/?pid=106377707
最新情報
9/23~25 UTMFにてこどもの国エイドをRun boys! Run girls!が運営します
10/1 GREAT COSSY MOUNTAIN DAY(Gコ山デー)
ショップ情報
Run boys! Run girls!(ランボーイズ!ランガールズ!)
住所 101-0032 東京都千代田区東神田1-2-11 アガタ竹澤ビル404
TEL 03-5825-4534
営業時間 12:00〜21:00
定休日 不定休
http://rb-rg.jp/