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サブ3ランナーでありトライアスリート、『TEAM EAU ROUGE』のメンバーとしてロードバイクのエンデューロレースにも出場している田中友歩さん。フルタイムで働く会社員でありながら、つねに目標をもってストイックにスポーツを楽しむ田中さんの次なる目標とは?

(写真 古谷勝 / 文 onyourmark)

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会社員として働く傍ら、ランニング、ロードバイク、トライアスロン、といったエンデュランススポーツをクロスオーバーして楽しむ田中さん。中学校時代は陸上部に所属し、駅伝をメインに、中学では1500mと3000m、高校では 1500mと5000mの長距離ランナーとして、そのフィジカルとメンタルを鍛えていきます。

「もともと運動はそんなに得意じゃなかったけど、持久走は小学生の時から得意でした。田舎の学校だったので部活の選択肢もあまりなくて、消去法で陸上部を選択したような感じ。中高でやりきった感があったので、高校卒業後は陸上をやめてしまっていましたが、就職して多摩川の近くに住み始めて川沿いを走るランナーを見ているうちに、ふと、また走り始めるようになりました」

ランニングと再び出合い「意外と昔の感覚で走れた」という田中さん。マラソンレースへコンスタントに出場していき、2015年、板橋Cityマラソンの42.195kmでは、自己ベスト2時間47分を叩き出します。が、目標だった2時間40分を切ることができず、それ以来マラソンレースには出場していないのだそう。ランナーとして完全燃焼した田中さんはトライアスリートへの道を歩み始めます。

「僕が小さい頃、滋賀の実家の近くがアイアンマンレースのバイクコースになっていて、よく観に行きました。泳ぎが苦手だという理由で忘れてましたが、当時、いつかトライアスロンに挑戦したいって思っていたんです。その夢を思い出させてくれたのが山本良介選手の存在。自分もトライアスロンをやればあんな風にかっこよくなれるんじゃないかって勘違いしちゃって(笑)、そこから水泳を習いに行き、マラソンからトライアスロンへシフトしていきました」

トライアスロンレース初出場から2年後、自身にとって11回目となるレース『サンライズイワタ 2016』(ミドルディスタンス30代男性の部)で、みごと優勝。これを機に「やっとトライアスリートと胸をはって言えるようになった」といいます。そんな田中さんにとって、トライアスロンの魅力はズバリなんでしょう?

「さまざまなチャンスが広がることです。僕のようにスイムが苦手でもバイクとランで頑張れる。一番伸びしろがあるスイムは練習も楽しいです。また、本業である仕事にも良い影響ばかり。人との出会いもチャンスの一つで、トライアスロンを通して出会えた人たちから学ぶことも多く、人間性に幅が出ると思います。よくある話ですが、三種目のトレーニングを組み立てることでタイムマネジメント力も身につくし、レースや練習で辛い状況をたくさん経験することで、仕事での難しい場面で心落ち着ける力も少しずつついてきましたね」

トライアスロンでの出会いから、憧れの山本良介選手が監督を務めるロードバイクチーム『オールージュ』に所属することになり、持ち前のアスリート魂をロードバイクでも発揮しています。シリアスに、でもマイペースに、スポーツと向き合う彼の次なる目標を聞いてみました。

「ランナーとしての目標は、高校時代の5000mのベスト(15分57秒)を塗りかえること。トライアスロンは、スイムをもっとスピードをあげて、表彰“台”に上がりたい。去年の表彰(サンライズイワタ)では台がなかったから(笑)。バイクはチームに貢献して仲間たちと表彰台に上がりたいです。でも義務感でスポーツをやりたくなくて、基本的には“8割の力”を心がけています。気合い入れて、というよりも歯を磨くくらいの感覚でスポーツを自分の生活に取り入れて、人との出会いも含めて、人生そのものが豊かになっていけばいいかなって思います」

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【名前】田中友歩 YUHO TANAKA
【生年月日】1985年8月16日
【職業or所属】会社員(ワイン輸入)/TEAM EAU ROUGE 所属
【やっているスポーツ】トライアスロン、ランニング、ロードバイク
【Instagram】instgram:@ufo_tnk

お気に入りアイテム

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Apple Watch
「発売してすぐに購入しました。ザ・スポーツって感じのゴリっとしていないスマートなデザインで、普段使いもできるのが一番いい。心拍も気軽に計測できるのが気に入っています。」