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大迫傑やモー・ファラーがいつもお気に入りのシューズとして挙げるナイキ ペガサス。1983年の登場以来「あらゆるランナーのためのシューズ」として評価を確立させてきた。ファンが多い故、いつでも足にフィットする安心感を担保することと、テクノロジーを受け入れ進化することのバランスを常に求められてきたこのシューズがアップデート。4月28日に「ナイキ エア ズーム ペガサス 37」として発売になった。コロナウィルスの影響下で健康維持のために走り始めた初心者ランナーにも自信を持ってお勧めできる一足だ。

女子マラソンのレジェンド ジョン・ベノイト・サミュエルソンの場合


ペガサスと特別な関係を持つランナーの一人が1984年ロサンゼルス オリンピック、最初の女子マラソンの優勝者であるジョン・ベノイト・サミュエルソン。彼女は30年以上もペガサスをずっと愛用していて(それ以前には、今やクラシックとなったデイブレイク、オデッセイ、アルテアなどで練習していた)特別なレースとなった2008年のボストン マラソンでもペガサスを履いていた。2008年のレース直前にペガサスに決めたのは、ここ一番というときに信頼できる、ペガサスのフィット感、反発性のあるライド感、軽い履き心地と耐久性が理由だそうだ。

「ペガサスのイノベーション、デザインと機能性は、これまでに大きく進化しました。しかしそれは慎重に、緻密に行われてきました。真剣かつ知識のあるランナーの支持を維持したいのであれば、このような進化が望ましいのです。私も自分のキャリアの中で、ちゃんと長い距離を走れるかどうか不安なこともありましたが、そういうときに頼りになるのがペガサスなのです。」-ジョン・ベノイト・サミュエルソン

14年ぶりにハーフマラソン記録を更新した新谷仁美の場合

また、自身もペガサスを愛用し、今回サミュエルソンとペガサスの撮影に参加した新谷仁美選手(積水化学)は、ペガサスについて次のように語っている。

「ペガサスは、反発性に優れているのにとても柔らかくクッション性にも優れ、率直に履いていて気持ちいいと思えるシューズです。ロングランニングなどの練習の際にペガサスを愛用しています。レースではいわゆるナイキの厚底シューズを愛用していますが、そこで最大限の力を発揮するために、きちんとトレーニングを積む上で、安心して距離も走れるペガサスなどで練習することが重要です。ペガサスは、ソールがしっかりしているので安定したフォームで走ることができます。反発性と安定感が相まって、スピード練習にも適していると思います。また、ロングランニングだけでなく、クロスカントリーといった不安定な場所でもおすすめな一足です。私は足底筋膜炎でかかとが痛くなってしまうのですが、ペガサスなら硬いアスファルトの上でもストレスなく走る事ができます。」-新谷仁美

新谷選手は、2020年1月19日のヒューストン・ハーフマラソンで、「ナイキ ズームエックス ヴェイパーフライ ネクスト%」を着用し、1:06:38の走りで日本記録を14年ぶりに更新している。

ナイキ エア ズーム ペガサス 37
¥14,300 (税込)
NIKE.COMなどで4月28日から発売。

エア ズーム ペガサス 37 デザイン誕生まで

ペガサス37の新しくなった点(変わらない点)

新しくなった点

■ナイキ エア ズーム ペガサス 37では前足部のみにズーム バッグを配置。(前モデルは、フルレングスのズーム バッグ)前足部は、地面からの突き上げが最も大きいため、エア バッグが最も必要とされる部分。

■ナイキ エア ズーム ペガサス 37では、前モデルのズーム バッグの2倍程度厚みのあるバッグを採用し、より大きなエネルギーリターンをもたらす。

■ナイキ エア ズーム ペガサス 37では、エア ズーム テクノロジーをミッドソールのリアクト フォームの上に配置。リアクト フォームの方が、これまで採用していたクシュロン フォームよりも軽く、反発性と耐久性にも優れている。

■透明感のあるアッパー素材で、軽さと羽根のような印象を生み出している。
中足部のデザインを改良し、フィット バンドでしっかりと足がシューズに固定されるようにしている。

■シューズの外側の色を変化させることで、前足部のズーム エアの配置を強調している。

変わらない点

■履き口のかかと部分は、アスリートからの意見を生かし、アキレス腱に当たらないように外側に反れる形状になっている。

■馴染み深いワッフルのラバー アウトソールがランナーの信頼を裏切らない耐久性を提供。

■長い年月にわたり、ペガサスは進化を続けてきたが、その特徴やデザインは、常にランナーの快適さとフィット性を高めることにフォーカスしている。