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CASIO(カシオ)ASICS(アシックス)がランナー向けパーソナルコーチングサービスRunmetrix(ランメトリックス)をスタートさせることを契機に、スポーツを通して健康で活気ある社会の実現を目指した価値共創事業に取り組むことを発表しました。かねてからonyourmarkでも注目してきた両者の強みを生かしたサービスの展開ということで、新たなユーザーエクスペリエンスに期待が高まりそうです。

共創事業へ向かった両社の2020年の動き

健康寿命の重要性が高まりつつある中、新型コロナウイルス感染症の影響を受け、今まで以上にスポーツや健康への意識が高まっていることを2020年4月に行った調査結果*で明らかにしたASICS。健康寿命を延ばすことを目的としたその多角的な取り組みは広く注目されています。

*日本では週に一度以上ランニングをする人が昨年同時期と比較して118%増加など

さらに7月にはランニングデータを可視化するスマートシューズEVORIDE ORPHEを発売し、最新テクノロジーへの傾倒が垣間見られたことも記憶に新しいのではないでしょうか。

一方、CASIOはG-SHOCKで初めて心拍計とGPSを同時に搭載したモデル『GBD-H1000』を昨年発売。代表モデルであるG-SHOCKでスポーツウォッチシーンに本格参入ということで、その動向に関心が集まったことはレビュー記事onyourmarkの2020年人気記事TOP10にランクインしたことでも明らかです。

そんな2020年における両社の新しい動きが今回発表された価値共創事業に強く結実していることは想像に難くありません。

両社の強みを活かしたランナー向けパーソナルコーチングサービスとは!?

今回大きな目玉となるのがランナー向けに提供されるパーソナルコーチングサービスRunmetrix。両社の強みを生かしたアプリと端末により、初心者から上級者まで、ランナーの目的やレベルに合わせたパーソナルコーチングを実現するというもので、3月4日よりスタートします。

このコーチングサービスではGPSや9軸センサー*を搭載したモーションセンサーCMT-S20R-ASを腰に装着して走ることで、走行距離やペース、ピッチ、ストライドに加えて、体幹の傾きや骨盤の回転、接地衝撃などフォームに関する指標を多数算出。

*3軸加速度+3軸角速度+3軸方位。

CMT-S20R-AS

業界最多となる20種類以上のランニング指標をもとに、アプリ上で3Dフォーム分析や改善が提案されるとともに、目的に合わせた練習プラン、解析結果から導き出される最適なストレッチや筋力トレーニングが組み込まれた「からだづくりプログラム」が作成されます。

さらに、G-SHOCK『GSR-H1000AS』を活用すれば、ランニング中にペースや距離、心拍などの情報も確認でき、モーションセンサーと連携することで、フォーム指標をチェックしたり、フォームの乱れを検知して通知されるということで、リアルタイムに自分の走りを様々な側面からチェックすることができそうです。

GSR-H1000AS

今後の展開は?

3月4日のサービス開始に合わせて発売されるのが前述したモーションセンサーCMT-S20R-AS単体(14,080円税込)、そして、GSR-H1000ASとのセット(57,200円税込)。全国の主要家電量販店やECサイトのほか、アシックス直営店各店およびアシックスオンラインストアや全国7ヵ所にあるG-SHOCKのアンテナショップでも販売されます。

また、同時にRunmetrixの提供開始を記念して、G-SHOCKとコラボレーションしたNOVABLAST(ノヴァブラスト)のスペシャルカラーモデルもアシックスオンラインストアおよびアシックス直営店各店で発売されるので、こちらもお見逃しなく。

今後、ランニングのみならず健康領域にも拡大を進めつつ、共創事業の第二弾としてウォーキングの新サービス、Walkmetrix(ウォークメトリックス)を2021年10月の導入を目指して準備しているとのこと。さらには両者による事業推進のための合弁会社の設立も検討されているということで、ますます目が離せません。