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ファンランニングをいったん卒業し、レースに向けた特訓をするため、GPSウォッチを使い始めました。私が選んだのは、COROSの〈PACE 2〉。ご存知の通り、マラソン世界記録保持者エリウド・キプチョゲ選手が愛用しているモデルです。自分には不似合いでオーバースペックかと思いきや、機能はシンプルで初心者の私も操作に躓くことなく、スムーズに練習に取り入れることができました。小ぶりでスマートなデザインも気に入っています。そして、何よりもこれまで使っていた140gのスマートフォンから“29g”の軽量化は、それだけで速く走れるような気がしてしまいます。

〈PACE 2〉で正確にトレーニング数値を測ることで、練習に強弱を付けたり、トレーニングとリカバリーのバランスを管理したりといった、今後も継続する上でより充実するランニングメソッドを知りました。

〈COROS Training Hub〉を有効活用

手元で記録したデータはBluetoothでCOROSアプリにアップロードでき、Stravaをはじめとするサードパーティアプリへの連携もスムーズ。さらにオリジナルコンテンツサービス〈Training Hub〉が有効です。

ここにデータを蓄積することで、ランニングレベルや現在の疲労度が数値化でき、閾値心拍ゾーンや閾値心拍ペースを割り出してくれます。


私の場合、閾値心拍ゾーンは乳酸閾値が「161 – 171」で、閾値ペースが「05’09” 」なので、これを超える練習を意識して行えば乳酸閾値が向上し、ランニングレベルも上がることになります。なかなか難題なのですが一つの指標となり、目標になります。

そして、「トレーニングプラン」をダウンロードしてスケジュールを組むと、〈PACE 2〉はもはや監視役のような、一番身近なサポーターのような存在になります。

使い方はまず、coros.comの「Training Plan」にアクセスします(現在時点、日本のサイトからはダウンロード不可)。試したいプランを選択したら、メニュー内容を確認したうえ、「アプリで開く」→開始日の設定→ウォッチに同期という流れでセットアップします。すると、次のワークアウト開始時には、トレーニングプランが提案されます。

さまざまなレベルのプランの中から、私は「Half Marathon」と「Beginner Runner Base Plan (Metric)」というタイトルをダウンロードして、実行できる分の時間が取れる時に活用しています。(本来はプランを開始したら、期間中提案のメニューに沿って練習すると、それぞれの目的と効果の達成が期待できるものです)スピードアップや距離を延ばすことを狙いにしたり、トレイルランニングのプランなどもあるので、ぜひ試してみてください。


「Beginner Runner Base Plan (Metric)」は10週間のメニューです。6週目の「6mile」(=約10km)のプランを試した時。ウォーミングアップ5分、ラン9.66km、クールダウン5分というメニューでした。ペースを維持しながら10kmをクリアすると、少し自信がつきます。
GPSの精度も非常に高く、信号の足止めを瞬時にキャッチするほどです。フィールドを変えても正確な標高を示すので、30時間継続稼働するバッテリーに安心でき、登山のときにも必需です。

消費カロリーに対して食事の栄養を考えたり、睡眠時にも身に付けることでリカバリーの質や疲労度を把握して休息を選択したりと、〈PACE 2〉のパートナー領域は生活全体に及びます。レース後は、“心地よいランニング習慣”という位置付けではありながら、ロジカルでメリハリのあるトレーニングを心がけて、これからさらに気温の低くなる冬本番も、ランニングを楽しみたいと思います。

アウトドアウォッチAPEX2シリーズ発売

過酷な条件と厳しい地形を念頭に置いて設計されたアウトドアウォッチ、APEXのセカンドシリーズが発売され、こちらも気になります。

APEX 2、APEX 2 Proは、頑丈な本体、改良されたGPSアンテナ技術、進化したナビゲーション機能、次世代光学式心拍センサー、前作から約1.8倍のバッテリー寿命と、網羅的にアップデートされています。ロードに留まらず自然派ウィンタースポーツを予定されている方にはこちらも注目です。

COROS JAPAN
PACE 2 / シリコンバンド ¥29,480(税込) 製品ページ
APEX 2 Pro  ¥73,700(税込) 製品ページ
APEX 2  ¥57,860(税込) 製品ページ