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ドミンゴです。

Veganという、完全菜食の献立によるお昼ごはん屋さん ULTRA LUNCH を営んでおります。
平日限定でありますが、東急渋谷本店BUNKAMURAからほど近くに位置するBAR「しぶや花魁」の1Fをお借りして営業しています。

http://ultralunch.com/

https://www.facebook.com/ULTRALUNCH/info

住所、地図などはこちらに掲載されていますので、ご覧になって頂ければ幸いです。

Scott Jurek氏の存在および著書EAT & RUNの出版もあり、トレイルランニングやウルトラマラソンに取り組まれている方には、菜食のメリットを見聞きされることも増えてきたようです。それでもお店に立っていると「菜食で(栄養的に)大丈夫なんですか?」と質問されることが日常的にあります。

このOYMブログを始めるにあたって、今日はまず最初に「栄養の基礎」を確認しておこうと思います。
「食材を植物性に限定すること」と「栄養素を限定すること」とは全く関係のない、別の話なのですが、菜食というと何かもの足りないスタミナのつかない食事であるように思われることが根強く多いですよね。

栄養素は
・主要栄養素:炭水化物、脂肪、たんぱく質
・微量栄養素:ビタミン、ミネラル
大ざっぱではありますが、これら2つに大別されます。
炭水化物であれば単糖類、多糖類、、脂肪であれば飽和脂肪酸、不飽和脂肪酸、、ビタミンはAとかBとかKとか、、それぞれ多くの種類に分かれますが、本日はとにかく上記の5大栄養素という括りで。
結論から言いますと、植物性食材だけでも5大栄養素は全て摂取できる、ということになります。

炭水化物:これに関しては穀物で摂れることを誰もがご存知かと思います。
脂質:植物でも豊富な脂質が含まれます。一般的にスーパーで売られている油はほぼ植物由来です。
菜種、オリーブ、大豆、ごま、、などなど。
たんぱく質:この栄養素(および分解されたアミノ酸)については以後何度も議題にしたいと考えていますが、穀物、豆類をはじめとして植物に含まれるたんぱく質はとても多いです。
たんぱく質というと肉や卵、魚、牛乳・乳製品などの動物性食品を思い浮かべる人が多いようですが、実は穀類(ご飯、パン、麺類)や大豆製品(豆腐、納豆)も重要なたんぱく源で、日頃、現在の平均的日本人が口にしているたんぱく質の45%は植物性の食品に由来しています。
「現在の平均的日本人」というのはとてもたくさんの動物性食材を口にしていますので、それでも45%が植物性というのはとても大事な数字です。

微量栄養素:多くの方のイメージ通り、ビタミン、ミネラルは植物に富んでいます。
種類が多岐にわたりますので、こちらについても詳細は次回以降にて確認して参ります。
栄養計算ドットコムという食材ごとの栄養組成を計算してくれる面白いサイトがありますので、ご自宅の献立に含まれる食材でもちょっと楽しんでみてください。 http://www.eiyoukeisan.com/

根強いイメージとして菜食では栄養が不足するイメージが伴いますが、栄養素でいうと動物/植物の対立関係ではないことだけ改めて。
菜食だから万能ということを言うつもりも毛頭なくて、ただ単に「菜食だと摂れない栄養がありそう」「Veganなんて難しそうで無理」という「イメージ」には、上記のように反対を発言しておきたい次第です。

このOYMブログ、あと数回は基本的なことを改めて確認するような内容で書かせて頂く予定です。
お付き合いよろしくお願いいたします。
ちす。

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