fbpx

健康のためにジムでの水泳を日課にする人は多いでしょう。
ただ、ダイエット目的で水泳をする場合、気をつけるべきことがあるそうです。

アメリカでのいくつかの報告で、水泳とランニング、ウォーキング、サイクリングの脂肪燃焼や体重の増減の調査結果として、水泳は他のエクササイズと比べて、効果が出ないとの結論が出ているそうです。

たとえば、ある調査では、脂肪燃焼の比率は、男性の場合ランナー7%:スイマー12%、女性の場合ランナー15%:スイマー20%だったとのこと。
別の調査では、ウォーキング、サイクリングとの比較による体重の増減を調べたところ、ウォーキング=約7.8キロ減、サイクリング=8.6キロ減だったのに対し、水泳は2.3キロ増との結果が出たそうです。
当たり前ですが、どちらの調査もそれぞれの競技はまったく同じ条件下で行われています。

その一方で、さらに別の調査では女性を対象として、地面でのウォーキング、水泳、プールの浅瀬でのウォーキングでの体重の増減を算出したところ、13週間続けた結果、どのエクササイズでも約6キロ減量したというデータもあります。

なぜこのような差が出るのでしょうか。

この記事ではその理由が、プールの水温にあると言っています。
通常、ジムなどのプールの水温は大抵25.5〜27.8℃に設定されているそうです。しかし、これが外のプールとなると水温は23〜25.5℃程度まで下がるのです。

水泳をするとかなりお腹が空くものですが、低い水温で泳いだ後はその空腹感が増幅する――つまり、通常より多く食べてしまうので、結果、せっかく泳いでカロリーを消費しても、それ以上のカロリーを摂取してしまう傾向がある、と。

科学的に分析すると、レプチンとグレリンという食欲をコントロールするホルモンにあり、冷たい水に入ると、レプチンの循環を下げ、グレリンの活動を活発化させてしまうことに原因があるそうです。

ということで、結論としてはダイエット目的の水泳の時には、水温に気をつける! ことも大事ですが、その後の食欲に負けないように気をつけましょう。運動するなら当たり前の話ではありますけどね。

THE HOME OF CHRISTIAN FINNより/リサーチ:坂野晴彦