今朝、グループリーグの敗退が決まったサッカー日本代表。これから決勝トーナメントがはじまり、ワールドカップはまさにこれから。しかしながら、受け入れがたい現実を飲み込めないという人も多い一日だったのではないだろうか。
そんな日だからこそ、フットボールカルチャーブランド「LUZ e SOMBRA/ルースイソンブラ」のディレクターであるSOHSHI SUNViSTAからの現地速報、その第四弾をお届けしたい。
戦いの地で感じた、本当の意味での「個性」
ブラジルに立つ前からグラフィティやストリートアートに精通している仲間から「サンパウロのグラフィティはヤバい!」って聞き続けてきた。いったいサンパウロのストリートシーンはどうなってるんだ? 百聞は一見にしかず。
サンパウロのリアルなアートシーンを求め、危険な匂いのする街中を歩きまくった。そこは幅広い多彩な名もなきクリエイターたちのアートが爆発していた。
このセンス溢れるグラフィティたち。2週間もたてばほとんどが新しい絵に描き替えられてしまうらしい。それだけ多種多様なスタイルを持つアーティストがストリートにくすぶっている。アートシーンもセレソンと同様、多彩な才能が次から次へと湯水のように湧き出ている。
そして、サッカーのブラジル代表セレソンと同様、様々な個性とスタイルが多様に存在していた。どれにもそれぞれのスタイルがある。
この国を旅して感じることは「人と違うことをして、自分の価値を見いだすこと」その価値が賞賛される文化がある。
日本は真逆。
指導者、教育者の言われた通りする。下手に個性を出すと「出る杭は打たれる」
サッカー選手にしても、イケイケな選手や、悪くても巧い選手(ロマーリオタイプ)は相当なレベルでない限り、育成の段階で潰され、終わってしまう。
今の日本代表をみればよくわかる。相手に怖さを感じさせる選手が何人いる?
本当の意味での「個性」ってなんだ。
(写真/文 SUNViSTA)