人工栽培につき季節感なく安定的に出まわっているホワイトマッシュルームだが、実際の旬は10〜12月だと言われている。きのこにしては珍しく生食できる品種であるため、まずはサラダでいただきたい。その際はできるだけ全体に真っ白なものを選ぼう。
ホワイトマッシュルームをごく薄くスライスして、即座にレモン汁をふりかける。変色を防ぐのと同時に酸味を効かせるためだ。ここにオリーブオイル、塩、イタリアンパセリのみじん切りを加えて味付けする。クレソンなどを一緒に和えてもよい。同じようにごく薄切りのマッシュルームにレモン汁を絡め、おろしたてのパルミジャーノチーズで和えてオリーブオイルをかける食べ方もおすすめ。どちらもやさしいきのこの旨味が口にいっぱいに広がり、食欲を刺激する。題して「白いサラダ」。冬の食卓を華やかに彩る一品である。