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韓国料理でおなじみの「サンチュ」はリーフレタスの一種。春先に種をまいたものが収穫できる今の時期は、歯ざわりがとびきりやわらかだ。肉厚で歯切れがよく、焼肉を包んで食べるのが定番。肉の旨みを引き立てるかすかな苦みと、熱い肉を包んでもしんなりしないのが魅力。ちなみに“サンチュ”とは韓国における呼び名で、日本語名は“包み菜”“カキチシャ”。実は日本では、奈良時代から食べられている野菜である。

ほかのレタスとは違って、サンチュは1枚ずつ葉が取られた状態でパッケージされる。購入時にはハリがあって鮮やかな緑色の葉のものを選ぶのがポイント。またすぐに使わない場合は、湿らせたキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室へ。日持ちしないのでできるだけ早めに使い切るのを心がけよう。

天候にも左右されず、また虫の被害も少ないことから、プランター栽培にも最適。苗を買い庭やベランダで育てれば、採れたてのフレッシュな味わいを楽しめる。クセがなくどんな食材とも合うが、今の時期ならバーベキューでさっと焼いた肉に巻いて食べたり、ピクニックに持参するサンドイッチとして、ハムやチーズと一緒にいただくのがおすすめ。