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旬のそら豆を発酵させて仕込んだ「豆板醤」は、炒め物などの味の決めてとなる万能調味料。ホットな辛味でこれからの暑い季節に重宝する。原料となるそら豆もタンパク質や糖質のほか、ビタミンやカリウムなどをバランスよく摂れる食材だが、豆板醤も栄養満点。脂肪燃焼や冷え性改善も期待できる唐辛子のカプサイシンのほか、血圧を調整してくれるナトリウムも含む。ただし塩分のとりすぎには気をつけたい。

少々手間はかかるが、家庭でも豆板醤は作れる。蒸したそら豆をザルに広げて放置し、完全に水分が無くなったら、塩と米麹、粉唐辛子を混ぜ合わせて瓶詰めすれば出来上がり。ちなみに中国における豆板醤とは、唐辛子を加えずにそら豆だけで作ったもので、日本における豆板醤とは味わいも異なる。

油でじっくり炒めることで豆板醤は香り立つので、初夏までは春キャベツを赤味噌にほんの少しの豆板醤を加えて炒め物にするのがおすすめ。豆板醤のきりっと爽やかな辛さが後を引く一品。