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天に向かって真っ直ぐ伸びる葉の神秘的な生命力や、殺菌力の強さから厄よけの力があると、日本では古くから神聖なものとされる笹(ささ)。そのさやさやと涼しげな葉が揺れる音は神をも招くといわれ、祖先の霊が宿るとも信じられていたという。

七夕に笹の葉が飾られるようになった理由は諸説あるが、奈良時代に来伝した中国の伝統行事「乞巧奠(きこうでん)」が宮中行事として催された際に、織り姫や彦星へのお供え物の目印とて5色の織糸を掛けた笹竹が飾られたことが今にも通じる七夕まつりの原型となったといわれている。

七夕の今日は、願い事を託した短冊はもちろん、食卓にも所縁ある笹の葉を取り入れてみてはいかがだろう? ちらし寿司を作り、笹の葉を敷き紙とすれば、目に爽やかなごちそうに。また自家製の笹団子を楽しむのもいい。餅粉と上新粉、砂糖とアクをとったヨモギをよく混ぜて作った生地であんを包み、笹の葉でつつんだら、中火で20分ほど蒸し器で蒸す。やさしい葉の香りに包まれながら七夕に思いを馳せよう。