夏の土用には“う”のつく食べ物を食べたい。そこで今日は、食欲があまり湧かない日もスルスル啜れるうどんを堪能しよう。
日本の一品料理として伝統のあるうどん。実は、そばよりも歴史が長く、平安時代に中国から伝わったという。唐菓子の「こんとん」の音が“こんろん”→“うんろん”→“うどん”と変化した…なんて説も。
うどんのおいしさの決めてとなるのは、出汁でもトッピングでもなく、やっぱり麺。食感の違いは、小麦粉に含まれるタンパク質とデンプンが、製麺時に水や熱とどう反応するかによって異なる。もちもち、しこしこ、つるつる……いろんなうどんを楽しみたい。
暑い日はたっぷりと肉をのせた冷たいうどんでスタミナをチャージしよう。トッピングの牛肉のしぐれ煮は、牛肉や角切りのナスを生姜・醤油・酒・みりんを中火で10〜20分煮れば完成。茹でたうどんにしぐれ煮をのせてネギをちらしたら。冷たい出汁をかけていただこう。