店頭で見かけるライムのほとんどは輸入ものだが、9月ごろから国産のものの収穫が始まる。意外と国産のものは店頭に出回らないので、見つけたらすかさず手に入れよう。さっぱりとした酸味と鋭い香りをもつライムは、肉魚ともに相性がよいほか、サラダなどにも使えて重宝するフルーツ。メキシコやインド、エジプトなどが主な産地で、エスニック料理のアクセントにも欠かせない。
レモンと同様にクエン酸をたっぷり含んでおり、疲労回復やリフレッシュ、免疫力向上などにも積極的に摂りたい。また季節の変わり目で風邪を引きやすい今、対策としてビタミンCを補給するにもぴったりだ。
ライムは皮が薄く、国産のものを選べばまるごと安心して使える。洋酒にも合うので、フレッシュなライムを使ってモヒートを仕込んでみては。皮ごと1㎝に刻んだライムをグラスに入れて、ラム・スペアミント・きび砂糖を加えたら、棒で突いて炭酸水を注ぐ。また角切りにしたライムを冷凍しておいて、氷代わりに入れれば、時間が経っても香り豊かなモヒートに。もしアルコールが苦手ならライムスカッシュを。ごく輪切りにしたライムを蜂蜜かメープルシロップで和えて瓶詰めにして保存。飲むときに炭酸水で割ればできあがり。