adidas(アディダス)がリリースしたシティサイクリスト向けシューズ。アディダスの定番スニーカー〈サンバ〉のデザインをそのままに、自転車用にビンディング対応となった〈ヴェロサンバ〉で、街でのサイクリングをしたくなります。
かつてナイキやアディダスといったランニングシューズでお馴染みのスポーツブランドが、サイクリングシューズを手掛けていた時代がありました。ナイキのシューズはツール・ド・フランスで勝利し、アディダスもドイツの天才レーサーが履いたことでレースシーンでの存在感も抜群でした。ほどなくして両社は本格的なサイクリングシーンからは退きましたが、昨年にはナイキが室内用サイクリングシューズをリリースするなど、時代にあった自転車需要を満たすプロダクトが見られるようになってきました。
街乗りや通勤での需要が世界的に増加している自転車。その流れを汲んでか、アディダスがこの度リリースしたのは、スニーカーライクな街乗り用サイクリングシューズ。いや、スニーカーライクというのは正しくありません。まさしく、アディダスの正当なスニーカーがサイクリングシューズになったのですから。
定番スニーカー〈サンバ〉を、自転車(フランス語でヴェロ)用にアップデートしたモデル名はそのものズバリ〈ヴェロサンバ〉。シューズの底にはビンディングペダル用のクリートが付くようになっている、れっきとしたSPDシューズです。近年でこそ落ち着いたデザインの街乗り用サイクリングシューズも増えてきましたが、やはりアディダスの3本線は街への溶け込み方が違います。どのカラーもいつものファッションに馴染みそうな汎用性の高いものばかり。これは大声で、「WANT!」と言いたくなります。
ですが、現在はイギリスやアメリカなど、日本国外での販売のみの様子。日本での販売を首を長くして待ちましょう。
アディダスUKの製品ページ www.adidas.co.uk/cycling-velosamba-shoes