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八ヶ岳山麓にある長野県佐久郡川上村はアウトドア天国だ。小川山にはクライミングに適した岩場が点在し、甲武信岳山頂直下から湧き出る千曲川の源流ではイワナやヤマメ釣りを楽しめる。ハイキングなら日本百名山の一つで「奥秩父山塊の王様」と称される金峰山や甲武信岳など、それぞれ表情の異なるトレイル歩きが楽しめる。

日常の延長にある営みを、自然の中で

そんな川上村にある青木の平キャンプ場は川上村の自然美を満喫できるフィールドだ。標高1300mの高原地帯にあり、木立に囲まれた場内を千曲川の源流である沢が流れている。

「バブル期にオープンし、長年放置されていた施設をいまの時代にあったスタイルに蘇らせようとリニューアルを進めているところ」というのは、こちらの開発を手掛けるバックパッカーズジャパンに所属する興梠泰明さん。現在は9月のリニューアルオープンを目標に、施設の要となるラウンジやハットという小屋を建設中だ。このキャンプ場で目指すのはいわゆるグランピング的な“非日常”を体験するアウトドア施設ではなく、食べる、飲む、語らう、仕事をするといった普段の生活の延長線上にある“日常”を自然の中で営む居場所だ。そうした場所で自然と日常生活の調和を提案していきたいという。

リニューアルオープンするキャンプ場のうわさを耳にしてここを訪れたのは、アウトドアメディアを制作する寺本芽永さん。取材や撮影などで年間50回ほどのビジネス・キャンプをこなす傍ら、オフではトレイルランニング、テント泊縦走を中心としたトレッキング、マウンテンバイク、冬はスキーに出かけるという大のアクティブ派。ベースキャンプとしてキャンプ場を活用しながら周辺のロケーションに応じたアクティビティを楽しむという遊び方を提案したいと考えていた。


アクティブな二人がフィールドで愛用するのがNIKE ACGだ。

興梠さん:ジャケット 『ナイキ ACG Cinder Cone』 17,600円、ショートパンツ 6,820円、ソックス 2,750円、シューズ『ナイキ ACG ローケート』 13,200円

寺本さん:バケットハット 5,720円、ジャケット『ナイキ ACG Storm-FIT ADV Cascade Rains』 20,900円、ショートパンツ 8,580 円、ソックス 2,750円、シューズ 『ナイキ ACG マウンテンフライ LOW SE』 17,600円

『ナイキ ACG Cinder Cone』はごく軽量でパッカブルなシェルジャケット。普段、プリントのウエアをあまり着ることがないのですが、こういうシックなカラーリングなら抵抗なく袖を通せます。リサイクルナイロンを使っているというストーリーもいいですよね。(興梠)

絶妙な丈感がかわいいジャケット『ナイキ ACG Storm-FIT ADV Cascade Rains』は収納力のあるポケットがたくさんついているので、屋外での活動に便利。ファスナーの引き手にはカラピナをつけられるようになっているのもいいですね。(寺本)

千曲川源流のせせらぎが心地いいフリーサイト

さっそく興梠さんに青木の平キャンプ場とその周辺を案内してもらった。まずはキャンプサイトへ。こちらは林の中、川沿い、池のほとりなど、ロケーションの異なるさまざまなキャンプサイトが点在しており、いずれもフリーサイトとして自由に利用できるところが魅力だ。景色はもちろん、場所によって川のせせらぎ、鳥のさえずり、虫の音などさまざまな環境音を楽しめる。

「このロケーションのいちばんの魅力はなんですか?」(寺本)

「昨年からこちらに生活の拠点を移したのですが、繊細に移り変わる四季を間近にできることでしょうか。新芽が芽吹き、カッコウが鳴き始めると春の訪れを実感します。眩しい緑に染まる短い夏、そして紅葉のシーズンにはキノコ取りが楽しめます。紅葉樹が落葉を始めると森は動から静へと佇まいを変え、しんとした冬が訪れます。これは街では味わえない贅沢ですよね。それから、都会とはまったく違うせわしなさを味わえるところもいい。こちらの生活では日々、草刈りや間伐、薪割りなど、67,000㎡もある山の雑務に追われています。せわしないけれど心地いい、そんな山の暮らしを満喫しています」(興梠)


『ナイキ ACG マウンテン フライ LOW SE』はとにかく軽量で履き心地がいい。ラバーのアウトソールは岩場の散策でトラクションを発揮してくれそう。ベージュピンク&ブラウンのカラーリングが街でも映える一足です。(寺本)


キャンプ場内をあちこち歩き回る時は、軽量で履き心地のいいシューズ『ナイキ ACG ローケート』を。街でも履きたい一足です。(興梠)

トレイルから野辺山高原を一望する

もともとはダイビングやサーフィンなど海のアクティビティ好きだった興梠さんもこちらに来てトレイルの虜になり、山作業の合間に周辺のトレイルを走っているそうだ。


トレイルを走る際は、機能的なデザインと素材でパフォーマンスアップを叶えてくれるNIKE TRAILで颯爽と。

興梠さん:Tシャツ 4,620円、べスト 10,285円、ショートパンツ 8,030円、ソックス 3,300円、シューズ『ナイキ リアクト ペガサス トレイル 4』 15,400円

寺本さん:タンクトップ 3,399円、タイツ 9,229円、シューズ 『ナイキ リアクト ペガサス トレイル 4』 15,400円

意気投合した二人は、青木の平キャンプ場周辺のトレイル散策へ。やってきたのは野辺山高原を一望できる飯盛山。名前の通り、茶碗にごはんを盛ったようなシルエットが特徴で、よく整備されたなだらかなトレイルは地元民の憩いの散歩道になっている。トレイルの両側に咲き乱れる朱赤のレンゲツツジにも心が和む。これからの季節はニッコウキスゲやマツムシソウといったとりどりの花も楽しめるとか。今回はシシ岩という岩場の横の登山口からのピストンだったが、平沢方面に降りたりあるいは牧場を巻いて北杜市方面に抜けたり、さまざまなルートがあるようだ。

「眺望もよくて最高に気持ちのいいトレイルでした。普段は都心からアクセスのいい高尾山周辺エリアや鎌倉を走ることが多いんですが、このあたりまで来たらもっと時間をかけて長い距離をのんびり走りたいですね」(寺本)

「僕もキャンプ場周辺の山の中を走ることがもっぱらなので、普段とは違うトレイルが新鮮」(興梠)


普段からNIKEのシューズを履いているのでNIKEの履き心地に安心感を覚えます。なかでも『ナイキ リアクト ペガサス トレイル 4』は反発性とサポート力に優れた、弾むように走れるトレイルシューズ。自然と足が前に出る、そんな感覚を教えてくれます。


びっくりするほどのクッション性を備えた『ナイキ リアクト ペガサス トレイル 4』はどんな悪路でもふかふかと弾むような走り心地で、足への負担が抑えられそう。パステルトーンのカラーリングも新鮮です。

「料理を作って、焚き火の周りでのんびりくつろいでというキャンプスタイルがメジャーだけれど、個人的にはもっとアクティビティ志向のキャンピングが広まるといいと思っています。たとえば、あのフィールドを拠点に周辺のトレイルを走ったりハイキングしたり、マウンテンバイクで探索したり。キャンプ場をベースにした遊びの幅が広がれば、キャンプというカルチャーがもっと深まりそう」(寺本)

キャンプというよりも、ただ自然の中に身を置いて気ままに過ごす時間が好きという二人。自然に身を委ねるという時間をもつことで街での営みもより豊かなものになるからだ。

寺本芽永

寺本芽永

てらもと・かえ 『YAMAHCK』、『CAMPHACK』などのアウトドアメディアを手掛けるスペースキーに所属しメディアや広告制作に携わる。トレイルランニング、トレッキング、マウンテンバイク、スキーを趣味とするアウトドア愛好家で、オンオフを問わずフィールドにいることが多い。

興梠泰明

興梠泰明

こうろき・やすあき 大学1年時にヒッチハイクの旅を始め、日本のさまざまなエリアを巡る。在学中に東南アジア各国を旅するように。帰国後、「新しい景色を作る」をミッションに施設開発などを手掛けるバックパッカーズジャパンに所属。新規ホテル立ち上げのためにバックパッカーズジャパンから出向でカンボジアに1年間、滞在した。昨年から青木の平キャンプ場の開発責任者として八ヶ岳山麓に拠点を置き、普段の暮らしを自然の中で営めるフィールドを目指して日々、山仕事に精を出す。