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パンデミックは旅のスタイルに様々な選択肢をもたらした。家を出て、自転車にまたがり、「偶然の場所」へこぎ出すサイクリングトリップもそのひとつだ。フィンランドの都市ヘルシンキで独自のフィロソフィーを育む自転車ブランド&ショップ〈Pelago Bicycles〉の周りではどのような自転車旅が繰り広げられているのか。遠く北欧の地へ思いを馳せながら、マーケティングを担当するニコライに話を聞いた。

– お店の特徴を教えてください。

私たちは2009年にバイクを展示し、サービスを提供するための店舗をオープンしました。それ以来、自分たちの美学に沿って厳選したパーツやパートナーブランドの製品をストックしています。トレッキングの要素を取り入れたコミューターを中心に取り揃えていますが、ロードバイクやグラベルのニーズにも対応しています。2023年以降は、オフロード、バイクパッキング、MTBなど、さまざまな地形に対応できるよう、ラインナップを拡充する予定です。

– どのような客層ですか?

品質とデザインに魅力を感じ、ライフスタイルの一部としてサイクリングを楽しんでいる30代から50代の都市部に住む人たちです。

– 自転車旅行におすすめのスタイルとギアを教えてください。

#自転車本体

汎用性の高いロードバイクの〈Pelago Stavanger〉は数え切れないほどの旅に同行し、旅の中で最高のパフォーマンスを発揮してくれる一台です。 荷物を積んでいても、積んでいなくても、そして、舗装路だろうが砂利道だろうがシングルトラックだろうが問題なく走破することができます。

一般的に、自転車で旅をするときは用途性と快適性が高いことがすべてだと言われています。スチールフレームは、長距離の砂利道ライドから都市部の通勤、サイクルトレーラーを使った家族旅行まで、さまざまなサイクリングの目的に対応できる耐久性と信頼性の高いということで選ばれています。また、お尻にフィットする適切なサドルに投資することもオススメしたいですね。

Pelago Stavanger
https://pelagobicycles.com/stavanger/

#ウェア

バイクに乗ってる時でも、乗っていない時でも着ることができるリラックスしたギアを選びたいです。ライクラ(ポリウレタン)を着ることもありますが、夏場はメリノ素材のTシャツに短パン、足元はビルケンシュトックを履いています。

古い重い寝袋で何度も旅した後に〈Cumulus〉の最高な寝袋に投資しました。今のところ、とても満足しています。セットアップが軽ければ軽いほど、ライディングが楽しくなるので、重いものはなるべく避けたいですね。

#その他の製品

自転車での旅は、ラックやライトなど、良いアクセサリーがあれば楽しさが増します。普段のサイクリングでは、食料品やバックパック、スケートボードが運びやすい〈Pelago Bicycles〉のコミューターフロントラック(LARGE)を使っています。

COMMUTER FRONT RACK ALUMINIUM LARGE
https://pelagobicycles.com/commuter-front-rack-aluminium-large/

長距離を走るときは〈Pelago Bicycles〉のコミューターリアラックを付けて、パニアバッグ(荷台用バッグ)を装着します。ラックのラインナップでは、〈Pelago Bicycles〉のRasketもかなり人気がありますね。

COMMUTER REAR RACK
https://pelagobicycles.com/commuter-rear-rack/


https://pelagobicycles.com/rasket/

– 地元のおすすめの自転車旅行ルートを教えてください。

フィンランドには、実に多種多様なルートがあります。何万もの湖があるので、有名な自転車ルートは湖の中を通るものが多く、また海沿いの海岸線を走るルートも人気です。

Kemiö Gravel Paradise
フィンランドの南西部にある〈Kemiö Gravel Paradise〉はお気に入りです。このルートは、ライディングと素晴らしい景色を楽しむバイクパッカーやグラベル愛好家に最適だと言えます。

Route 2000
ヘルシンキからそれほど遠くないところで、素敵なライドを楽しみたいのであれば〈Route 2000〉をオススメします。このルートは都会にある自然からリアルな荒野まで、あらゆる種類の地形で構成されています。100kmのコースには、自転車(そして友達)と一緒に楽しめる美しい風景や素晴らしい地形が目白押しです。ヘルシンキ首都圏の近くでも、素晴らしいグラベルを見つけることができます。

Helsinki
ヘルシンキという都市とその都市環境は、自転車に乗るのに最適な場所です。ヘルシンキは比較的小さな都市で、あらゆるところが自転車で行ける範囲にあります。街中のサウナ(ハルジュトリンサウナ、ソンパサウナ、クルトゥーリサウナなど)を楽しんだり、自転車でフェリーに乗って郊外の美しいスオメンリンナ島をクルーズしたり、おしゃれなカリオ地区で1杯のビール(もしくは2杯)を嗜んで、古い街並みを走りながら、観光をするのもいいでしょう。

夏のヘルシンキは花開く季節。そんな季節にヘルシンキに来るなら、自転車が最も便利で楽しい交通手段と言えます。ヘルシンキはサイクリストにとってより良い街にするために多くの努力をしてきましたが、今ではその成果が現れ始め、街で自転車に乗りやすくなっているんです。

Tour in Kalkkinen
ヘルシンキから北へ100km、ラハティ地方に近いプルッキランハルユ地区では、湖のある伝統的なフィンランドの自然が様々な素晴らしいサイクリング・ルートを描き出してくれます。美しい湖、森、そしてロードサイクリングの傍らには砂利道もあります。この夏の終わりに、そこに自転車旅行に行く予定です。

– 日本から商品を購入できるオンラインストアはありますか?

〈Pelago Bicycles〉は〈ダイアテック〉を通して、日本でラックをはじめとするアクセサリー類の販売を始める予定です。まもなく日本でも〈Pelago Bicycles〉の製品を購入できるようになるので、お楽しみに!