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女性はスポーツの未来を担うだけに限らず、変化の最先端にいる。そう考えるナイキはこの春、ウィメンズカテゴリーを強化して、“新しい時代”をスタートさせた。

「運動」「マインドフルネス」「栄養」「休息」「つながり」、この5つが柱となるホリスティック・フィットネス(包括的な健康)の考えのもと、女性に寄り添ったパラダイムシフトを進めるという。「フェムケア」や「フェムテック」といった女性特有の健康課題に向けた取り組みが注目される今、ナイキがこれまでにない規模で女性にフォーカスを当てる。

スポーツや動きをストレスフリーにサポートしながら、デザインを重要視したプロダクトや、従来のスポーツの形を超えるホリスティック・フィットネスにつながる体験の提供をツールにし、すべての女性たちが、自分がしっかりと認識、配慮されていると感じるようにすることがナイキのミッションとなる。

革新的なプロダクト

身体やマインドに目を向けることがウェルネスであり、女性たちにとってそのスタイルは自己表現の一つの形となっている。彼女たちに取り入れて欲しい、デザインと機能性の高い新製品がラインナップしている。

リークプロテクション「ピリオド」

様々な年代の女性にとって、生理は身体や心、気持ちの面においてスポーツや運動の妨げになることがある。その問題に向き合い、開発されたのがリークプロテクション「ピリオド」だ。

リークプロテクション(漏れ防止)機能を持たせたショーツは、超薄型の吸水ライナーが設計され、ナプキンやタンポン、月経カップを組み合わせる、または不要にして水分の漏れを防いでくれる。さらに2層のラミネートガセット(まち)とライナーに、漏れ防止のバリアとなる膜を施しているから、安心してスポーツを楽しむことができる。

多くの検証や試着テストが行われ、快適に身体を動かせる適切なフィット感を見つけ出した。〈リークプロテクション「ピリオド」のサポートを味方にどんな日も気持ちよくワークアウトが可能になる。

〈ナイキモティバ〉

女性が〈NikeRunClubアプリ〉に初めて記録するワークアウトの大半が、1マイル平均13分(1kmおよそ8分あまり)のペースということに着目した。それも、同じペースで走り続けるのではなく、記録された運動時間中に動いたり止まったり、ウォーキング、ジョギング、ランニングなどの動きの変化を繰り返していることがわかった。そのすべての動作が楽しくなるように生まれたシューズが〈ナイキモティバ〉だ。

ソールは足の体重移動をスムーズにするロッキングチェアのような形状を採用している。ランニングペースが遅い時にみられる踵から着地する傾向に対応し、次の一歩が前へ踏み出しやすくなっている。

アウトソールには〈コンフォートグルーブ〉と名付けられた凹凸を配置し、これが必要な時に適切な部分が圧縮されて、よりソフトな履き心地を生み出す。収縮と反発で生まれるエネルギーリターンによって疲労軽減も期待でき、効率よく、そして楽しく動ける仕組みだ。心の向くままに走りたい時、〈ナイキモティバ〉を履いて出かけたい。

他にも、サイズ展開を4Xまでに広げたプラスサイズ向けのコレクションを発表。また、妊娠中や産後の女性に向けた〈(M)コレクション〉もアップデートされた。広がった選択肢の中から、まず自分のスタイルに合ったアイテムを選ぶことから楽しませてくれそうだ。

ケイトリン・キスインタビュー

NIKEWOMENのメディアイベントにて、来日していたウィメンズパフォーマンスアパレルグローバルVPのケイトリン・キスさんがインタビューに応じてくれた。

ーフィットネスアパレルの設計において、男性と女性を比較して違う点はどんなところですか?

女性は着心地に対する表現が違います。気持ちいい、柔らかい、美しい、かわいい……。この豊かな表現によく耳を傾け、トライ&エラーする中でもさまざまな立場の女性たちからフィードバックをもらうのです。多岐に渡るリクエストもベストな形を見つけ出すことで、求めていたものよりも高い質のプロダクトが生まれることがあります。女性ははっきりとした要求を持っています。私たちはそれらを引き出し、製品に落とし込むことで応えています。

ー今、最も注目の素材は?それはどんな特徴と機能を持っていますか?

新作のレギンス〈ゼンビー〉に使用しているInfinaSoft素材は履き心地がとてもよく、ぜひ試して欲しい。とにかく柔らかくてよく伸びます。この素材を最適なデザインに落とし込むことで、レギンスのイメージにある締め付け感を無くしました。透けてしまうことを気にしてレギンスを履かない人もいますが、この素材はカバー力も備えています。

ーケイトリンさんにとって、製品作りのこだわりはどんなことですか?

私たちはチームでひとつのミッションを共有しています。製品は消費者に喜んでもらうために作っており、何度トライ&エラーを繰り返しても、消費者の期待に応えられていなければ方向性を正す必要があります。コミュニケーションをとりながら、女性が心地よく快適に着用できるアイテムにブラッシュアップしていくプロセスがあります。

ースポーツが引き起こすポジティブな影響はどんなことがあると考えていらっしゃいますか?

わたし自身もそうですし、娘たちがスポーツでポジティブに変化していくことを間近で感じています。身体を動かすことやスポーツは、自分に自信を与えてくれる。自信が持てるとチャレンジする気持ちに変わりますよね。そうした姿は周りにも影響を与えると思います。

ナイキのこだわり抜かれた新たなウィメンズアイテムを、試してみてはいかがだろう。