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山に登る。

身体にとって気持ちのいいこと。心にとっても気持ちのいいこと。
そんな気持ちのいい山で、あなたはなにを食べていますか?

私は気持ちのいい自然の中だからこそ、身体も心も健康的になれるご飯を食べたい、そんな思いから、自宅で仕込んだ食材を山の上で簡単に調理して食べています。

インスタント食品などで手早く食べる人、少し手間をかけたご飯を食べる人、人それぞれの山ごはんがあります。そして山ごはんの鉄則。それは、なるべく軽量で、少ない調理道具で作れること。限られた条件の中でも豊かな食事ができるように、最低限の山道具を使って、山でも、自宅でも、簡単に作れる山ごはんを紹介していきます。

冬山には行かない人は眠っている山道具を起こして『おうちで山ごはん』作ってみませんか?
きっと道具たちも喜んでくれます。そして来年の夏山がもっと楽しみになることでしょう。

あなたの登山がこれまで以上に豊かなものになるように。
『おうちで山ごはん』ぜひ実践してみてくださいね。

第一回目は、「全粒粉のトルティーヤ」

腹持ちもよく、便通も良い全粒粉でつくったトルティーヤを1バーナーで焼いて、豆腐ハンバーグ+レタス+トマトを挟んで食べます。
トルティーヤは一度焼いているので、行動食として、そのまま食べられます。

<レシピ>
全粒粉のトルティーヤ(2人分)

*トルティーヤ
材料
全粒粉 200g
塩 小1/2
オリーブオイル 大1
お湯 120cc前後

① ボールに全粒粉を入れ、塩、オリーブオイルを混ぜ合わせる。
② ①にお湯を少しずつ入れ、なめらかになるまでしっかりとこねる。
③ ラップに包み、常温で30~60分寝かせる。
④ 生地を薄く伸ばし、中火で焼き目がつくまで焼く。

*お豆たっぷり豆腐ハンバーグ
材料
豆腐半丁(しっかりと水切る) 200g
ミックスビーンズ    120g
蓮根(すりおろし)    大3
パン粉     大3
全粒粉     大3
ミックスチーズ       大2
しょうが(すりおろし)     小1/4
塩 少々
こしょう 少々

照り焼きソース
甜菜糖 大1
酒 大1
醤油 大1

① 照り焼きソース以外の材料を全て一緒に混ぜ合わせる。
② 小判型に丸めて、蓋をして両面を焼く。
③ 照り焼きソースを混ぜ合わせて、②に入れて、からめる。

監修  mayuko kudo
1981年宮崎県出身。2年間滞在したモンゴルから帰国後、自然を求めて山好きになる。昨年は山小屋で働き、北アルプスを歩きまわる。現在、Cafe & meal MUJI 南青山キッチンスタッフ。

(写真 工藤佑斗 / 文 mayuko kudo)