2012.11.11(sun) 10:00-12:30pm アシュタンガヨガ / Ashtanga Yoga
辻堂にある”udaya yoga”で共にアシュタンガのクラスを担当されているcoyuki先生とsayuri先生。ヨガに対する考え方やスタイルに共通する部分が多い2人のユニット “coyuri”初のワークショップにお邪魔しました。
このワークショップは、『初めてのアシュタンガヨガ』と言うテーマが設けられ、文字通りアシュタンガが初めて、もっと言えば今日からヨガを始めるという方でも安心して参加できる内容でした。onyourmarkユーザーのみなさんなら、アシュタンガヨガ、と言う言葉を一度は聞いた事があると思います。
ダイナミックな動き、そしてストイックなイメージがクローズアップされることも多く、やってみたいけど辛そうだし難しそう・・・今回はそんな先入観を取り払ってもらいたいこともあり、このワークショップを選びました。アシュタンガヨガを気軽に楽しむ、そんなきっかけになればと思ったからです。
アシュタンガヨガは、世界中のどのスタジオでもインドのマイソールで教えられているのと同じ順番で、呼吸と動作を調和させながらアーサナ(ポーズ)をとるというスタイルのヨガです。
サマスティティ(立位の基本姿勢)で軽く目を閉じ、その音の響きが心や体に波及し心身に静寂を与える効果があるマントラを唱えます。『集中』って、急に言われてもなかなか難しいですが、でもマントラを唱える事で、今まで外に向いていた意識が自然と内側へ向いていきます。サンスクリット語のカウントにあわせ、サンサルテーション(太陽礼拝)から始まるシークエンス、これをヴィンヤサで途切れることなく繋げていく。アシュタンガヨガのシークエンスはウォーミングアップから徐々に柔軟性を高めるという理にかなった流れになっているが特徴的です。
苦しくて早く終わらないかなと耐えてしまう。
そんな経験みなさんにもありませんか?
この日は、スタンディングのアーサナを、少し説明を交えてゆっくり丁寧に。アーサナ(ポーズ)には一応の完成系と言うものがありますが、この完成系をイメージしすぎて体も呼吸もガチガチ、アライメントもぐちゃぐちゃになることが多い。なんとなく形だけできたものの、呼吸が苦しくて早く終わらないかなと耐えてしまう。こんな経験みなさんにもありませんか? でもヨガって本来は「心地よいもの」。今の自分の状態を知り、その中でアライメントを意識できる最適な場所を探すこと、普段のクラスや練習でスルーしてしまうことも、1つ1つ確認しながら進められるクラスでは、ベーシック=始まりに戻る事の大切さを教えてくれます。
アシュタンガヨガには『呼吸』と『バンダ』という2つのキーワードがあります。体の内側から熱を作り出すウジャイブレス。そして英語で『結合 (bonding)』という意味を持ち呼吸、動き、気づきを結合させるとも言われている『バンダ』。多くの人はこの『呼吸』と『バンダ』が自分の中で確信できるまで長い時間が必要となります。そして、このふたつをきちんと説明するには一筋縄ではいきません。なんだがそれだけでもアシュタンガってなんか難しいし面倒だなと思われてしまうかもしれませんね。ひとつ言えるのは、これはヨガに限らず、簡単に乗り越えられない壁にぶつかったときこそ、その先のイメージやビジョンを持ち続けることが目の前の問題を乗り越える1番の近道になる様な気がします。
例えば、難しいアーサナに出会った時も同じ事が言えると思います。“できないって” 諦めるよりも"いつかできたら良いなっ" と思って楽しむこと、そんな気持ちが前進することを自然と促してくれるのです。
シャバーサナの意味と重要性
日本語では屍(しかばね)のポーズと呼ばれているシャバーサナ。その名の通り全身の力を完全に解放し緩め、屍のごとく安らかに休息するアーサナです。日常生活でも体は常に緊張しています。『力を抜く』言葉にすると簡単ですがこれが意外と難しいんです。でもアシュタンガの後は、ストーンと自然と力が抜けていつもよりも深く、リラックスした状態になるんです。朝の練習が推奨されている事からも分かりますが、程よい疲労感がリセットされていき、エネルギーがチャージされていくのです。ビギナークラスでもマイソールでも、例えばお家での短い練習でも、最後はフィニィッシングのポーズからシャバーサナで終わらせる、これが実はとても大切なんです。
自分の体を整え、本当に必要なものを取り入れる
グリーンスムージーとヨガの関係
この日のワークショップは、グリーンスムージーとの2本立てでした。グリーン(生の緑の葉野菜)とフルーツに水を入れ、ミキサーで混ぜ合わせて作るグリーンスムージーは、手軽に栄養素を取り入れられるローフードとして生活に取り入れる人も増えています。この日はスタンダードなメニューと、『秋のリカバリースムージー』というルッコラを使ったちょっぴり大人の味がする2種類のスムージーを頂きました。
ヨガとグリーンスムージーは、内側から整えると言う共通点があります。ヨガを続ける人にとっても、食=口の中に入れるものは自分を作る大切な要素になります。私も毎朝グリーンスムージーを飲むようになってから、体調の変化や体の内側を、より感じやすくなりました。自分の体を整え、本当に必要なものを取り入れる、そうする事で少しずつでも確実に変化します。これはアシュタンガヨガに限らず、すべてのヨガ、むしろ、スポーツを継続させることすべてに繋がる真理かもしれません。そう、続けるからこそ、分かる事が沢山あるのです。
ちなみに、このスタジオの名前である『udaya(ウダヤ)』とはサンスクリット語で“始まり”と言う意味を持つ言葉です。onyourmarkではおなじみのKAZUYA先生が持つスタジオなんです。ヨガ、アシュタンガヨガに興味のある方は、ぜひ足を運んでみてください。
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(文 AI/撮影 udaya yoga)