ランナーの基礎筋力を活かす、より効果的なトレーニング!?
ランナーのための補強トレは一体「なに」を「いつ」やるべきか。これらをクリアにするために多摩センター駅直結のエニタイムフィットネスを訪問。新デザインのファンクショナルトレーニングエリアにて、具体的なメニューを教わった。
「日頃から走っている人は最低限の基礎筋力が備わっていると想定できるので、必要以上に筋量を増やす必要はありません。それよりも大切なのは、適正な関節可動域を確保すること。肩関節の可動域に制限があれば腕振りによる推進力は得られませんし、股関節の可動域が狭ければストライドも小さくなるためです」(帝京大学スポーツ医学センター助教 五味宏生さん)
可動域を広げる方法として有効なのが、ファンクショナルトレーニングである。
「ファンクショナルトレーニングの目的は、動き の機能を高めること。マシンのように決められた軌道通りに動くのではなく、フリーの状態でいか に身体をコントロールできるかが求められます。ウォームアップとスタンディングトレーニングのメニューは週に4~5回行っても問題ない負荷なので、日々のランニング前に取り入れるといいでしょう。一方、マシントレーニングの頻 度は週に2~3回。自重程度の負荷とはいえ筋力 アップを狙う種目なので、インターバルやペース走といったハードな練習との兼ね合いを考えて、疲労が溜まっていない日に取り入れるのが理想です」
筋トレで身体が重くなることを懸念するランナーもいるが、その点は問題ないのだろうか?
「腰が落ちた走り方をしている人がその癖のまま 下半身の筋トレを行うと、腿の前面が発達して体 型が乱れることはあります。これを防ぐには月に1度でもパーソナルトレーナーをつけて、フォームをチェックすることをおすすめします」
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※2019/9/6発売「mark12 ランニングのすべて」転載記事