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アルトラ(ALTRA)と聞いて真っ先に思い浮かぶのは“ゼロドロップ”というキーワードだろう。一般的なランニングシューズは、つま先部分とかかと部分の高低差がある。これが“ドロップ”で、この“ドロップ”があることで傾斜が生まれ、推進力を生み出したり、かかと着地のランナーのサポートになると言われている。これに対して裸足の状態はいわば“ゼロドロップ”といえる。

アルトラは、人々がより自然に走ることができ、怪我をしないためのランニングシューズを作ることを目標とするなかで、ゼロドロップを採用してきた。裸足に近い状態で自然な走りをすることが、ランニング障害のリスクを減らすと考えているからだ。

そのアルトラが、あえてドロップのあるシューズを発売することになった。その経緯を正確に伝えたいと、メディアに向けた試し履き会が開かれた。

ランニング障害のリスクを減らすにはゼロドロップが最良

まずアルトラは、ランニング障害のリスクを減らすためには、ゼロドロップ(バランスクッション)が最良の選択と考えていることに変わりはないという。しかし、ALTRAのゼロドロップシューズを履いたことがないランナーからは、走りにくそうとの声も届いていたそうだ。アルトラにはゼロドロップだけでなく、フットシェイプ(足の形に合わせたデザイン)やフレキシブル性(足の動きに追従する柔軟性)など、独自の特徴を持っている。そうしたアルトラの良い部分を体験してもらい、徐々にゼロドロップに移行してもらうためのトランジションシューズというのが、今回発売になる〈ALTRA FWD EXPERIENCE〉の位置付けなのだ。


ALTRA FWD EXPERIENCE(アルトラフォワード エクスペリエンス)
(MENS) White


(MENS) Black


(WOMENS) White


(WOMENS) Black

■価格:¥18,500(税込¥20,350)
■発売日:2024年1月20日(土)
■販売先:全国の ALTRA 公式取扱店舗、ALTRA JAPAN 公式 WEB サイト

ドロップは4mm

〈ALTRA FWD EXPERIENCE〉はフットシェイプやフレキシブル性を活かしつつも、4mmのドロップがあるため、今までアルトラを履いたことないランナーに新たな体験を提供できる。このシューズで低ドロップに慣れてもらい、いずれはゼロドロップのシューズに移行することで、怪我なく一生涯にわたってランニングを楽しむことができるとアルトラは考えている。

実際、創業者のブライアンも「創業時からドロップ差のあるインソールとシューズの試作品を作ってきました。多くのランナーがドロップ差のあるシューズに慣れているため、ゼロドロップへの移行には時間が必要だと考えていました」と語るように、アルトラとしてもドロップシューズに慣れたランナーがゼロドロップに移行するためのシューズの必要性を最初から想定したそうだ。納得のいくモデルを作るために、長年の研究と開発を経て、満足のいくドロップシューズが完成したというわけだ。

試し履き会では、裸足でのスクワットと意図的にドロップがある状態でのスクワットの比較など、体の動きのチェックを体験。わずかなドロップがいかに大きな影響を持つかを感じることができた。

さらに実際に〈ALTRA FWD EXPERIENCE〉を履いてみると、ニュートラルな履き心地で大きな違和感を感じることはなかった。それでもフットシェイプやフレキシブル性といったアルトラの特徴をしっかり感じることができた。長く健康に走り続けたいと考えているランナーには、ゼロドロップに挑戦するよい機会を提供してくれるだろう。

ALTRA
Web サイト:https://altrafootwear.jp/ Instagram:@altrajapan