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2024年2月23日、国立競技場や明治神宮外苑エリアの特設コースを駆け抜ける5kmのシティーロードレース〈ADIDAS TOKYO CITY RUN 2024〉が開催された。

アディダス ジャパンが主催する本大会は昨年からスタートし、今回が2回目の開催。今年は、参加ランナーの数が1,800人と前年の4倍へ規模が拡大され、一般ランナーから日本を代表するトップランナーまで目的やレベルはざまざま、幅広い層のランナーが参加した。

レースは3つのカテゴリーから成る。【一般の部】では自己ベストに挑むシリアスランナーを対象とした日本陸連公認の5kmレースと、気持ちよく自分のペースで走りたいというランナー向けた非公認の5kmレースで構成され、ラストを飾る【招待の部】では、箱根駅伝を賑わせた青山学院大学・國學院大学陸上競技部の選手をはじめとする、トップレベルの招待選手たちが記録へ挑戦するエキシビションレースが行われた。

レース開始前のオープニングセレモニーでは、アディダスマーケケティング事業本部副社長のマギー・ユー氏が登壇。「どんなペースでもいいので、ぜひみなさん自分の目標を達成するために楽しんで走ってください」とエールを送った。さらに特別ゲストとして、日本初のフェンシング銀メダリストである太田雄貴さん、平昌五輪スピードスケート金メダリストの高木菜那さん、デンソー女子陸上長距離部所属の岩出玲亜さんが登場し、参加ランナーとともに実際に5kmレースへ出場して会場を盛り上げた。

特別ゲストとして登場した太田雄貴さん

今回のレースの注目は、新たな試みとして【一般の部】に加わった『初参加枠』。初めて大会に挑戦するランナーを応援したいという想いから大会参加費無料枠として600名限定・先着順で募集が行われた。

実際に大会初心者のランナーにとって1周1kmのフラットな周回コースは、シンプルでわかりやすく、神宮外苑エリアという東京の中心で自然を感じながら走る特設コースもレースデビューにはぴったりだ。また、スタートも速さやペースに応じて5つの組に分かれて行われるため、まわりを気にせず自分のペースで気持ちよく走ることができた。

会場では、家族や友人同士、職場の同僚と一緒に参加している様子も多く見られ、スタート地点付近では参加ランナーだけでなく応援に駆けつけている方も含め非常に賑わっていた。

悪天候の中でもランナーからは、自身の記録に挑戦する真剣さ、初めての大会に緊張する様子や純粋にレースを楽しむ笑顔、といったさまざまな表情が見られた。まさに本大会の目指す、あらゆるランナーが楽しめる唯一無二のロードレースだと感じた。

さらに青山学院大学・國學院大學 陸上競技部所属選手をはじめとするトップレベルの招待選手によるエキシビションレース「ADIZERO 5K SPECIAL RACE」を間近に見ることができるのもこの大会の魅力。スタートには青山学院大学の原晋監督も応援に駆けつけた。

最終レース「ADIZERO 5K SPECIAL RACE」に駆けつけた原晋監督

風は吹いていないものの、気温が低く雨が降り続けるコンディションの中、招待選手男子5kmの部では、アモス・ベット選手(東京国際大)が13分53秒で優勝し、同大学のリチャード・エティーリ選手が2位に続いた。さらに日本人トップの3位には、箱根駅伝8区区間賞の塩出翔太選手(青学大)が14分01秒でゴール。

先頭でゴールしたアモス・ベット選手(東京国際大)

日本人トップの3位でゴールした塩出翔太選手(青学大)

続く女子5kmの部では、大学生や実業団選手が多い中、高校1年生の久保凛選手(東大阪大敬愛高)が16分22秒でレースを制した。注目の集まるトップレベルの選手たちの走りを間近に見ようと、参加ランナーだけでなくレース観戦をメインに足を運んでいる方も多く見られた。

また、この日会場では2月22日より販売を開始した「SUPERNOVA(スーパーノヴァ)」の新モデル〈スーパーノヴァ ライズ〉と〈スーパーノヴァ ソリューション〉、〈スーパーノヴァ ストライド〉の全3モデルをはじめ、箱根駅伝でも注目を浴びた〈アディゼロ アディオス プロ3〉などシューズのトライオンブースも併設。


中でも、今回のレースで実際に履いた〈スーパーノヴァ ライズ〉は、日々のランを心地よく楽しみたいランナーにぴったりだ。優れたクッション性で跳ねるような感覚と同時に、フィット感のある履き心地でバランス良く足をサポートしてくれる。この次世代のクッション性を実現した新フォーム素材は、高機能な〈アディゼロ〉シリーズのミッドソール素材をヒントに開発されたという。この走り心地と抜群の安定感をぜひ体感してみてほしい。

目的やレベルに関係なく、多くの方にもっと自由にランニングを楽しんでほしい、という想いから昨年スタートしたこの〈TOKYO CITY RUN〉。今回のチャレンジをきっかけに、自由に走ることを楽しむ喜びをより身近に感じたランナーも多いだろう。

今後も製品に限らず、コミュニティや大会をはじめ、さまざまな形でランナーをサポートするアディダス ジャパンの取り組みに注目したい。