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(文 AI / 写真 onyourmark編集部)

サーフィンを楽しむ先生たちが集うスタジオ

働きながらライフスタイルにスポーツを取り入れ、いかに楽しんでいくかを考える連載『Work Life Balance』。これまでにはFULLMARKS Inc.やBEACH葉山、Run boys! Run girls!などが登場してきたこの連載も、久々の更新です。#05には湘南・辻堂にあるヨガ、アシュタンガヨガを中心としたクラスを展開するスタジオ『udaya yoga studio』の先生たちが登場します。onyourmarkではおなじみのヨガインストラクター、KAZUYA先生が主宰するこのスタジオは、サーフィンを日常的に楽しむヨガインストラクターが集まる場所としても知られています。

取材の舞台となったのは、2013年夏、千葉県・千倉。「大好きな海でサーフィンして、ヨガをして、みんなでキャンプしよう!」と、KAZUYA先生の呼びかけで集められたudayaの先生たちの中から、今回は育児をしながらヨガインストラクターとして働くcoyuki先生と、平日は会社に勤め、週末はヨガインストラクターとして働くSayuri先生の2名にフォーカスをあててお届けします。ユニット “coyuri”としても活動するcoyuki先生とsayuri先生の記事は以前にも取り上げていますね。

サーフトリップで度々訪れていたバリ島でヨガに出会ったというKAZUYA先生。都内在住ながら自身のスタジオを海の近くに持つ理由は、海を愛し、サーフィンを日常的に楽しむために他なりません。そんな彼が一緒に働く仲間たちを集め、サーフキャンプを企画したのは今回がはじめてなのだそうです。

「ヨガとサーフィンでつながる仲間たちと、サーフ&ヨガキャンプをする。これまでなんでしてこなかったんだろうって不思議なくらいでしたけど、予想以上に楽しいキャンプでしたね。キャンプって、みんなでつくる、いわば共同作業だと思うんです。テントをはる、食材を買いにいく、料理をする。意外とやることが多いけれど、1つ1つの作業を進めていくと想像してなかった発見や驚きがある。そこには些細な、でもすごくたくさんのコミュニケーションとアイデアのやりとりがあって、日頃聞けないことや、親しいだけに言えないことも自然と話せるんです。しかも、ネガティブな話は全然なくて、前向きな話しか出てこないんですよ」

育児をしながらのヨガインストラクターの生活

このサーフキャンプには、家族で参加されていたcoyuki先生。彼女にとってサーフィンは、癒しの時間であり、ヨガと同じように色々な気づきを与えてくれるものなのだそうです。

先月、東京・町田にヨガやバレエのクラスを中心にとした多目的スタジオ『STUDIO RIPPLES』をオープンさせたばかり。GWのワークショップでは、親子ヨガやキッズヨガ、親子でパステルアート教室といった家族で楽しめるワークショップも開催されていました。

そんなスタジオを主宰する彼女の言葉で印象的だったのが、「子育ては最高のヨガの練習」というものでした。

「クラスのない日は、子供を幼稚園に送り、家事を済ませ、ヨガの練習や趣味のソーイングなど自分の時間を楽しんでます。クラスがある日は、1日はあっという間なんですね。家事や子供の支度、幼稚園の送り迎え、お迎え後は寝るまでずっと子供のペースで。夜は寝かしつけるときに一緒に寝ちゃうことも多い(笑)。でも子育ては最高のヨガの練習だと日々感じているんです。仕事(ヨガ)ばかりにならず、子供との時間を大切にして楽しむ。そして少しだけ、自分と向き合う時間をつくる。自分の中でバランスを保てるように日々心掛けていますね。私にとってヨガもサーフィンもなくてはならない必須ツールです。あとは、できるだけやりたいことは我慢せずやるようにして、ストレスをためないようにしてます。それができるのは、家族の協力や理解があってこそ! 子供にも旦那様にもいつも感謝してます」

平日は働き、週末にヨガインストラクターの二足のわらじ

一方で、Sayuri先生は、平日は会社員として働きながら、週末にヨガインストラクターとして活動しています。波乗りや山登り、キャンプといったアウトドアは彼女のライフスタイルに欠かせないもので、「サーフィンは、月に2回行けたら良い方かな。本当は毎日でも海に浸かりたいくらいです!」と、自然に寄り添うメンタルを持つ女性です。

「私は、平日は会社に勤めているので、朝30分〜1時間半くらい自分の練習(アサナや瞑想など)をしてから出社するのが日常です。インストラクターとしての活動は週末のみで、ワークショップやイベントなどにも時々参加しています。ヨガっていろんな意味で“浄化”とも言えるし、仕事などで凝り固まった脳や心をマッサージしてくれるような感覚もあります。私にとってヨガは、“フラットな場所に自分自身を戻す手段であり、チョイスする力を養うツール”。生きていることそのものなんですかね(笑)。仕事でもプライベートでも常に、面白いと感じる心を持つこと、これが日々のモチベーションなんですけど、それにはまず健康でいること! これが1番の基本です。自分自身を大切に、自らの責任を持ってケアする。疲れをためない、身体を冷やさない、睡眠や食事をおろそかにしないとか、当たり前のことをちゃんとする。それと、1日数分でも良いので、1人の静かな時間を作ることで心も身体も元気になります。すべて、自然、ヨガ、サーフィンの恩恵ですよね」

私たちの日常生活にはいくつもの波があります。udayaの先生たちは、その波に乗る術をヨガのプラクティスやサーフィンによって日々培っているのだと思います。子供と過ごす時間を最高のヨガの練習と捉えるcoyuki先生、社会(または会社)という場で働きながらヨガの恩恵を感じるsayuri先生、そして、仲間との繋がりを大切にするKAZUYA先生。彼らに共通するのは、OFF THE MAT=オフ・ザ・マットという言葉なのかもしれません。

マットからを離れた日常そのものがヨガであり、日々のモチベーションを高め、何かに気づくための豊かな時間として存在しているのです。

udaya yoga studio
udayaとは、サンスクリット語で“rise of the sun”または“始まり”という意味をもつ言葉。udaya yoga studioには、アシュタンガヨガを中心にビギナーから参加できる様々なクラスがあり、主宰のKAZUYA(柳本和也)先生同様に、インストラクターの多くがサーフィンを楽しんでいることでも知られている。なお、通常クラスだけでなく、週末や祝日にはスペシャルなワークショップも不定期で開催されている。

〒251-0042 藤沢市辻堂新町1-4-30 辻クリニック敷地内
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