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Allbirds(オールバーズ)は、環境負荷を抑えたものづくりを継続し、製品ごとにカーボンフットプリントを計測・明記するなど、創業時からサステナブルであることを追求し続けている。そんなブランドが運営するランニングコミュニティSakura Dashersは、一般的なランニングクラブやコミュニティとは少々趣が異なる。

Sakura Dashersは2020年6月に、「地球環境だけでなく、心と体も健やかにしたい!」という思いとともに立ち上がったコミュニティ。走る速さを求めるわけでもなければ、強度の高い練習をこなすわけでもない。ランニングを楽しむこと、自分の体について考えること、そしてそれらを継続していくこと。これらの大切さを知り、実践をサポートするためのプラットフォームとして存在している。

コミュニティのリーダーを務めるのは、ランニングアドバイザー、モデルとして活躍している福内櫻子さん(大学時代には関東インカレの5000mを三連覇!)。ランナーが自分の体を考えることが、環境配慮に繋がると考えているそうだ。

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「体のことを考えることと、環境のことを考えることって共通している部分が多いと思うんです。健康でいよう、体を大切にしようと思えば、自分の体に入れる食べ物のことを考えますし、呼吸で取り入れる空気のことも考えますよね。自分の体を大切にしようと思えば、自然と環境へも配慮できるようになるのかなと思っています。私たちはきれいな空気のおかげでランニングを楽しめていますけど、将来的にそれが維持できなくなる可能性があるのだとしたら、環境を守るためにできることをしたいですよね」

地球環境を守るために私たちは何ができるのか。あまり難しく考える必要はなく、ランナーはランナーであり続けることが大切だと福内さんは考えている。

「ランニングもそうなんですけど、環境配慮に対する行動も継続が大切ですよね。難しく考え過ぎて窮屈になったり、面倒になったりで続かなくなってしまうのはもったいないので、無理はしないでほしいなと思います。よく私がコミュニティで伝えているのは、ランナーであることにまず拍手を送りたいということです。ランニングを始めると自然と体のことを考えるようになります。野菜をたくさん食べようから始まって、肉は国産にしようかなとか、有機野菜を選ぼうかなとか、食べ物のチョイスが変わっていったりするんです。食べ物がどこでどうやって作られているかを考えて、良いと感じるものを選ぶだけでも環境負荷の低減に繋がっていくと思います。

そして体力がつけば地球環境に優しくなります。たとえば、次の目的地が2km先だったとき、走ってない人だと“そんな距離は歩けないからタクシーに乗ろう”と思うかもしれないですけど、ランナーだったら“時間があるし歩いて行こうかな”ってなりますよね。自動車よりも自転車を選ぶことが増えるかもしれませんし、エスカレーターよりも階段を使う頻度が増えるかもしれません。

ランナーでいることってそれだけでサステナブルなんですよ!」

速く走る必要はない。自分の心と体のためにランニングを楽しみ、ランナーであり続けることが、サステナブルな社会への一助となる。

ランニングコミュニティSakura Dashersは、ランナーになるための入口であり、ランナーでい続けることをサポートする場でもある。

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「一緒に走る仲間ができたり、走ることが習慣になるのが、ランニングコミュニティの良さであり、存在意義でもあるのかなと。1人だと始めるのも続けるのもハードルが高かったりしますけど、コミュニティにはそのハードルを下げる力があると思います。まだランニングをしたことがない人はSakura Dashersをきっかけにしてもらえたら嬉しいですし、普段から走っている人には、ペースや距離に追われることなくランニングを楽しむ場所として参加してくれたらいいなと思っています」

ランニングをするのに特別な施設や道具はいらないが、ケガを予防する意味でもシューズだけは自分の足やランニングスタイルにフィットしたものを選ぶ必要がある。Allbirdsの新作「Tree Flyer(ツリー フライヤー)」は、アッパーからソールに至るまで、自然由来素材やリサイクル素材を採用したサステナブル設計でありながら、長距離のランニングを快適に行える魅力的なシューズだ。

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ミッドソールに採用されているのは、新開発された弾力性と軽量性が特徴のSwiftForm™️。素材の48%がトウゴマを使ったバイオベースで作られていながらも、従来のSweetFoam®よりも反発性が約30%向上している。アッパーにはユーカリの繊維を採用し、アウトソールは天然ゴム、シューレースは使用済みのペットボトルをリサイクルして作られたもの。そして、ミッドソールを作る際に出る廃棄物のほぼ100%がヒールカウンターに再利用されている。

カーボンフットプリント(製品を作るために排出されたあらゆる温室効果ガスをCO2の排出量に換算したもの)は、9.92kgCO2e(一般的なスニーカーは15.5kgCO2e程度)。ランナーがパートナーとして「Tree Flyer」を選択すれば、それだけでも環境負荷の低減に貢献できると言える。

実際に「Tree Flyer」を履いてランニングをした福内さんも、履き心地の快適さに満足したようだ。

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「今までのAllbirdsのシューズと比べると、ミッドソールの弾力性が高く、バウンドするような感覚があります。とはいえ沈み込むのではなく、自然に足を前にポンと出してくれる感じなので、とても気持ちよく走れました。私は開発時のテストとフィードバックにも参加させて頂いたのですが、シューレースを平紐にしてほしいとリクエストしたのが採用されたのも嬉しいです! ランナーにとってシューズはとても大切で、足に合った機能的なものであることが大前提になると思うんですが、自分の選んだものがサステナブルでもあるというのはラッキーですよね!」

距離、ペース、心拍数、消費カロリーなど。ランナーにはそれぞれ気にしている数字があるだろうと思う。そこにカーボンフットプリントを加える選択をすると、より良い未来に繋がっていくかもしれない。

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Tree Flyers
サイズ展開: 22〜30cm
カラー :Buoyant Yellow, Natural Black, Lux Beige, Blizzard, Buoyant Orange, Cream Hush
重さ:269g(27cm)
かかとからつま先までのドロップ(オフセット):8.5mm [前足: 22.0mm, ヒール: 30.5mm]
カーボンフットプリント:9.92 kg CO2e  
価格:21,000円(税込)
ウィメンズメンズ

福内櫻子(ふくうち・さくらこ)

福内櫻子(ふくうち・さくらこ)

大学時代ユニバーシアード世界大会出場。5000mで3連覇、10000mで2連覇という実績を持つ。現在はランニングイベントでのコーチングやタレント活動、スポーツ関連の広告モデルとして活動中。そんな彼女のお気に入りランニングルートは代々木公園。

Allbirds公式サイト
allbirds.jp